混元気という概念を取り入れて、1週間ほどであったと思う。さらに新しいインスピレーションがあった。
元々は、私の気功観は陰陽の存在をする二元論の世界にいた。ところが、陰陽未分化の気という概念を取り込んで、その気を扱ううちに無限のパワーの存在を感じるようになったわけだが、これが道(タオ)というものはこれではないのかと思った。
二元に分化する前の非二元なエネルギーである。
もちろんであるが、ぐーたらな私が悟りを開いたとか、そういうつもりはない。陰陽未分化の気を扱うようになったら、そこいらにありふれた、有り余るエネルギーの存在を感じたというだけである。
仮にも仙道を行う者としては、タオ(道)というものには興味がある。すべてのモノに存在し、構成するエネルギーがこの混元気であるという実感が存在した。
戴いた智能気功の文書にもまた同様のことが書いてある。なるほど、これだ。と安直に思った次第だ。
かつては、気功の本、仙道の本、道教の(簡単な)本などを読み漁ったが、さっぱりわからなかったのが、このタオ(道)である。
当然ではあるが、ただこれがそうではないかと思っただけで、すべてをわかったわけではない。これをきっかけにすれば、もっと私が追い求めていたことがわかるかもしれない。