憑依体質というもの

昨晩、自宅から電話があった時、嫁が具合が悪いので寝ると言っていた。私は単身赴任中なのである。リモートで見てみると肩になんかあるので祓っておいた。

翌朝の連絡では、昨晩は吐き気と下痢ですごかったが、今朝は元気になったと言っていた。一晩で治るぐらいなので、感染性胃腸炎とかではないのだろう。

生霊の憑依は場合によっては体調を著しく悪くするのは私も経験がある。

うちの嫁も霊媒体質というか、憑依体質というか、私と同じで余分なものを拾ってくる人である。血筋的に曾祖母が山奥の村の拝み屋さんだったのはあるだろう。

義祖母はそこに嫁いだ普通の人だったので、術式などは伝承していない。義祖父は戦争で早くに亡くなった。面倒な体質だけを受け継いでいる。

一緒に住んでいた時は、何かある時にはこまめに祓うのだが、離れているとそうもいかない。

嫁は客商売は苦手だと昔から言っているが、今はショップの店員をしている。客の出入りが多い場所で憑依体質の人はつらい。道を歩いている人にはいろいろ背負ってる人間が多く、憑依体質な人は出会った他人の荷物を肩代わりしてしまうことがある。

なるほど、以前から客商売が苦手だというのは、こういうことかと改めて思った。

拝み屋の曾孫ではあるが、そういったことには疎い。なので、お守りでも持ってくださいというのが私のアドバイスになってしまう。

そういう家系なので、私が妙なことを言ってもドン引きはしない、そういった所は有難いと日頃から感謝している。