気の感覚あれこれ

気の感覚というものは、決して特殊能力ではない。たとえば、悪い予感がするとか、初めて会う人に相性が合う/合わないという直感が存在することを感じた人は多いはずだ。オーリングテストなどをやれば、多くの人が自分が感じている気の感覚を明示化することが可能である。

では、気の感覚が鋭い人とそうでない人の違いは何か。

気の感覚を第六感だとすると、それを五感(視覚、聴覚、味覚、嗅覚、触覚)のどれかに互換していて、その使い方に気づいた人がそれにあたると私は考えている。

過去に出会った人に、子供の頃に駄菓子屋にいくと箱に穴を開けて飴を取り出すとくじになっている遊びがあったが、当たり部分が光って見えるので必ず当たったという人がいた。大人になって、その力はなくなったが気功の訓練をしたら、少し戻ったと言っていた。

また、気の良い場所に行くと、きれいな風鈴のような音が聞こえるという人や、臭いで感じる人もいた。さすがに味覚で感じるという人にはお目にかかったことはない。

私の場合は、触覚というか手のひらや肌感覚で温かい、冷たい、ビリビリするとかそういう奴である。気の感覚が五感で代用して感じる人はその使い方がわかれば、強さとか、性質とかがわかるようになる。

大人になってからでも、気の感覚がある人は実はそんなに珍しくはない。10人に1人ぐらいはいるのではないかと思う。それがそれであると気づけばわかるのだが、気づかないので明示的に使ってないだけだ。