人と人はわかりあえないが、それでも仲良くはできる

私には高校時代からつきあっている友人がいる。彼が独身なのと、私が単身赴任で東京に住んでいるので、最近は月に何度か飲みにいく。

私は見えない世界の話をするが、彼は自分が知覚できない話は嫌いである。他の話をしても、私の言葉の概念と彼の言葉の概念が違っており、それを擦り合わせるのが大変である。

なまじっか仲が良いので、譲らず言いたい放題いうのでかみ合わないことが顕在化しやすい。要は話が合わないのだ。自分の中の概念を言葉で人に正確に伝えるのは難しい。人と人がわかりあうのは難しい。40年も付き合っていてもそうなのである。

まったくかみ合わない話を延々として言い合いになったとしても、2週間もしたらまた一緒に飲んでいる。このことからわかるのは、人と人は解りあうのは難しいが、それでも仲良くやっていくことはできる。そんなことである。

人と人がわかりあう努力をすることは尊い、それで少しだけでも共感できればすばらしい。しかし、完全に理解しあうことなどできないのだから、ほどほどで良い。

違うということがわかって、それで良いとすれば仲良くはできるのだ。