映画 スーパーサイズミー

映画が好きなので、いろいろと観る。ドキュメンタリー映画で、ファーストフードを1日3食30日間を食べてみるという実験を描いた作品である。

マクドナルドを食べ続けると体に悪いというのは子供でなければ誰でも知っていることではあるが、わかっていてそれを試す人は少ない。また、わかっていてもつい食べてしまっている。自分はマクドナルドは食べていない、モスだから大丈夫というのもまた間違っている。

監督・俳優の主人公は30日間で、11キロの体重増加、18%に体脂肪が増え、脂肪肝が発症し、躁鬱になり、性欲が減退したことを挙げている。また、ドクターストップを何人もの医師に受けている。ファーストフードの中毒性についても言及をしており、ファーストフードにハマってリピートを続けて体を壊す人が多いことを指摘している。

なんとなくわかっていたことではあるが、改めて突き付けられると驚きがある。わかってはいたが、こんなにひどいのかと。

企業や食品業界団体は、ありとあらゆる手段を使って、顧客に危険なものを売りつけて、株主のために暴利を貪っていると主張をされている。このエゴが支配的な社会ではありがちな光景である。企業は”社会”への貢献のために存在すると主張をするが、その”社会”とは庶民は含まれず、一部の構成員のみを”社会”と呼ぶのかもしれない。