運の良い名前

昨年、友人が会社を設立する際に、運の良い社名とトレードマークを選んでほしいと言われて、選んだことがある。

その友人は以前勤めた会社の新規事業開発室で、事業会社を一緒に設立した信頼できる同期である。事業会社を立ち上げ、社名を決める際に、私は運が良い名前を推薦した。コラボレーション先との関係もあり、私がお勧めしない社名になった。そして、残念ながらその事業は1年ほどの短命に終わった。

その当時、開発ベンダーだったIBMの担当者が独立して起業をするということで、運の良い社名とトレードマークを決めてほしいと言われて選んだ。そちらの会社は数名の会社が10年ほどで社員100名の企業まで成長をした。

私の友人はそのことを覚えていて、私に頼んできたわけだ。私自身、気をリーディングして運気の良い名前はわかるがそれがどのように働くかはわからない。でも、経営者とは起業する際は不安なもので、運を味方につけられると信じるだけでも力になると考えている。

思いの外、効果は早く出たようだ。起業後に想定以上に仕事が来て、悠々自適に仕事をするつもりが忙しくなったと笑顔で言っていた。

今時銀座のクラブに連れて行ってくれるぐらいだから、本当に儲かっているのだろう。当の私はブランディングに無頓着で今のところお金にはご縁がない。

自分でもブランディングは考え直した方が良いと思う今日この頃だ。