カウンセリングの必要性

私が以前にうつ病から抜け出られて8年ほどしてからである。小さな事業に失敗をして破産状態となった時、私はうつ病が再発してしまった。頭は回らず、レコード盤のように不安が頭の中を駆け巡る。

私の理解ではうつ病は原因でなく結果である。物事の捉え方、考え方のクセが脳の一部を酷使して、機能障害を引き起こす生活習慣病だ。うつ病自体は脳内のケガのようなものなので、ストレスを減らして時間をかければ治ってくる。しかし、原因である物事の捉え方を変えないと何度でも起きる。

海外の映画などでは行きつけのカウンセラーが良く登場するが日本ではとんとお目にかかったことがない。友人に退行催眠セラピーで著名なカウンセラーがいるのだが、彼は日本では保険制度が短時間の診療を義務付けるために保険適用でカウンセリングはほぼ無理だと嘆いていた。かと言って効果があるとは言え高額なカウンセリングに何度も通う人も少なく、忸怩たるものがあると言っていた。

東京なら保険外のカウンセラーがいるが、福岡にいた私はそんな選択肢もなかった。しかし、うつ病のループから抜け出るのに私はカウンセリング的なものが有効だった。自分の中にトラウマもしくは解離が生じている時にそれと向き合わずにして、うつのループからは抜け出られなかった。長い間、医師が薬を処方して終わりのうつ病治療が横行しているがそれで喜ぶのは製薬メーカーのみである。しかるべきカウンセリングを受けられる体制を必要だと考える。

私は運良くセルフカウンセリングを身につけて、ウツヌケに至ったがそれについてまた書いてみたい。