橋の上で

今のオフィスに通勤する時、橋の上を通る。

隅田川に流れ込む水路の橋である。水はゆっくりと流れるのだが、常に新しい水が流れており、それに伴って大きな気も流れていくのを感じる。

橋の上で少し立ち止まって、その大きな気の流れで自分の邪気を流してしまおうなどと行き帰りにやってみる。

大きな川の気は滝が発するような鮮烈な正気ではない。

どちらかというと陰陽未分化の混元気である。派手さはないが、量が膨大である。それを使わない手はない。

橋の上で深呼吸をして、息を吐きながら自分についた邪気を祓ってみよう。普段はそういうことを感じない人でも、意外と良い感じがするかもしれない。