コロナウィルスと人種

私自身は医療や生物学の専門家ではないので、これはあくまで感想である。海外に比べて日本の死者数が1桁、2桁違うことには不思議であると思う。いろいろな説はあるし、日本のPCR検査体制に対する非難はよく目にする。もし、PCR検査で漏れているキャリアが大量にいるだけなら、もっと死者数は多くないといけない。検査数を絞っているからコロナウイルスで死んだ人が海外よりも大きく乖離するというのは理解できない。海外では屍累々の事態になっている。日本とは明らかに違う。他に理由があるはずである。もともと、習慣的に日本人が海外から見ると異様に清潔好き、除菌好きであることも関係あるのではないかとも思う。

そんな中で私が注目をしているのは海外で黒人の死者数が多いという話。それは医療を受けられない、外に出て働かざるえないという論調が目立つ。私はコロナウィルスは人種により、悪化度合いが違うのではないか?と気になってる。以下のデータを見ると顕著に表れている。

ニューヨーク市の死者における人種別の割合を見てみると・・・

  • 黒人 33.2%(人口比率29%)
  • ヒスパニック系 28.2%(人口比率22%)
  • 白人      30.9%(人口比率32%)
  • アジア  7.7%(人口比率14%)
  • 出典は以下。 (4月16日発表)

https://www.fnn.jp/articles/-/35058?fbclid=IwAR00L4xECbqu07XbPOB1fO_ywTeLtW-8kuXj9kja07BWJ4Llm0eCJaJcxik

NYのアジア系が人口比率的に少ないことを加味しても、突出的に死者数は少ない。黒人、白人、ヒスパニックはそんなに差はない。黒人の死亡率が高いというよりも、アジア人以外は同じような死亡率である。人口比率を考えて比較すると、ヒスパニック >黒人>白人>アジア系である。 もちろん、アジア人の習慣による場合もあるだろうし、遺伝子から来る差もあるかもしれない。この仮説が正しいなら、日本の死者数が少ないのも、中国が西洋に比べれば死者数が少ないのも合点がいく。もちろん、単なる私の印象に過ぎないだが。

蔓延初期に、西洋人はコロナウィルスをアジア人特有の病気としてアジア人への人種差別をしたが、むしろ今は逆転しているのがなんとも皮肉な話だ。かと言って、日本人が安心して良いわけではない。研究が進み、世界的にこのウィルスが終息することを祈るばかりである。