貨幣経済や争いもなく、機械文明もない、生命と自然、大地が調和して謳歌する星から、宇宙人が地球にやってくる。
そんなコメディSFの映画である。1996年に女優コ リーヌ・セローが監督・脚本・主演で制作。
しかし、この映画には忌まわしい過去あった。なんと、封切前に上映禁止になってしまう。
ご丁寧に欧州全体で。
日本ではアマゾンでDVDも売っているし、ネットで全編を観ることも可能。実際に内容を観てみても、エロでもグロでもバイオレンスですらない。
至って穏やかなおっとりしたコメディSFである。それを18歳未満お断りでもなく、上映禁止である。
発禁映画になるほど悪い内容なのか?
実はこの映画はスピリチャルファンの中では有名で、今でも日本各地で上映会が行われる。
大変先進的で、今見てもまったく古くない。というよりも時代がやっと追いついてきたのだろう。
最近出版される書籍などでよく言われていることを思わせる。
制作されたのは1996年である。ベルリンの壁はすでに崩壊をしているが、インターネットはまだマニアックな人のモノだった時代。あの頃にスピリチャルといえば、色物だと見られた。
私自身、気功がどうこうなんて言うと、白い目で見られることを覚悟しなくてはならなかった時代である。
さすがに今にこの映画が制作されたのなら、欧州でも発禁にはならないだろう。
もし、少しでも精神世界に興味がある方なら、見てみると何かインスピレーションがあるかもしれない。そんな映画だと思う。
しかし、なぜこんな大して害もなさそうな映画が発禁映画となったのだろうか?
多くの人がこれを目にしては困る事情があったのだろうか。それはいったい何なのだろうか。
謎に満ちている。
作品中で主人公の宇宙人と出会った人たちは既存概念から目覚めて、愛と歓びに満ちた自然な存在と化していく。
そんな風に一般人になられてもらっては困る為政者、もしくは支配者層がいるのだろう。
いわゆる支配者層は一般人のことを労働力と消費者であらんとする側面はある。生かさず殺さず、労働と無闇な消費をし経済を回す歯車であって欲しいわけだ。言ってみれば、大衆には自分たちの金儲けの道具であって欲しい。
わかりやすい所では、タコ部屋で働かせて、休憩時に経営者の賭場で全額摺ってくれると実質タダ働きでこき使うことができる。
前時代的ではあるがどこの国にもあった光景である。
今の時代はそこまで露骨ではなく、都市で働き、高い生活費をむしり取られ、さらにはゲームや携帯などエンターテイメントで搾取される。
構図はさほど変わらない。
しかし、一般庶民が自分自身で生きる歓びに目覚められてしまうとそういったことができなくなるわけである。なーんて、うがった見方をしてしまう。
内容は愛と平和に満ちた素晴らしい内容である。
先日、アメリカ国防総省が正式に未確認飛行物体の存在を公表をした。来たるべき未来は、こんな宇宙人がやってくるものかもしれない。(笑)
そんな良いものでなく、グレイのような化け物であるかもしれないけど。
初の東京アラートが出たが、自粛生活はまだまだ終わりそうにもないので、ご興味のある方はご覧になって頂きたい。