波動でお店を選ぶ

久しぶりに中華街の近くにいったので、肉まんでも食べようかと一人で中華街をぶらついた。外国人観光客は少なく、コロナ問題で人出は少ないのだろう。500円もする肉まんを横目に、その価格には少々引いた。

夕食でも食べることにして、お店を探した。横浜に住んでいた若い頃にはちょくちょく来たが、ご無沙汰の中華街は右も左もわからない。

とりあえず、関帝廟にお参りをする。道教の寺社である関帝廟は三国志に出てくる関公(関羽)を神として祀る。仙道の一角をなす道教では、神として祀られるのは基本は仙人であるが、人気のある活躍した人間も神格化するのがお好きである。

珍しい所でいえば、台湾では占領下で台湾人から大変尊敬をされた日本人が今も神として祀られるお寺もある。

関帝廟はまるで外国にいったかのようにきらびやかである。お参りの作法もわからないので、普通に手を合わせてきた。

さて、お店が山ほどあって、どうみても観光客向けの店もあり、玉石混交であることから直感で選ぶことにした。

店の波動を見ながら、邪気のない、運の良い店を選ぶ。知らない土地では私はよくやる。特に田舎街に行った時などは、グルメサイトのネットの評価も評価数が少なすぎて、あてにできない。

この方法は味が良い店を選べる訳ではない。波動が良いと言っても、店主自身の波動、店の経営状態、土地の波動、店を取り巻く人の波動などに左右されるので、波動が悪いから味が悪いとは限らず、味が良いから波動が良い訳ではない。

それに味に関しては主観の問題で、他人が美味しいと思うものを食べて、私が美味しいと思うかどうかは別問題である。なので、味は食べてみないとわからない。

ただ、運がいいかどうかでいえば、良い気が流れ込んでいる運の良い場所を選べる。

大店舗の混んでいる店はコロナ禍の問題もあり選ばず、小さな店から選んで、関帝廟の門前通りにある蓬莱園を選んだ。餃子好きの私は大きな餃子に惹かれた。

餃子と中華焼きそばを注文した。大きな餃子は中国風のモチモチの皮の中に具が一杯詰まっており、味も好みで大変満足した。焼きそばもよく麺が焼けていておいしかった。

あとで調べたら食べログでは3.5だったので、概ね人気店であるといえる。歓楽街でもある横浜中華街は様々な店があり、怪しい感じの店もある。波動だけ見ると占い店や開運グッズ店でも、かなり嫌な波動をしている店もあり、実に面白い。

風水に詳しい華僑の町であるから、細かく見ていくと面白いものが見つかるかもしれない。