首の座ってない赤ちゃんの縦抱っこ

水天宮に行って参拝をした時に列に並ぶと前には生まれたばかりの赤ん坊を連れた息子夫婦と共に親夫婦が来ていた。祖父が抱っこ紐を使って、首が座っていない幼児を首を支えもせずに縦に抱っこしている。

お前ら気は確かか?

これが見ているこちらが恐くなる。これはもう正直、大きなお世話でしかないのだが、首の座っていない子どもを抱っこ紐で首も支えずに縦に抱っこするのは無理がある。子供は首が折りまがってしまい、頭が妙な方を向いている。

あげくは、参拝をする際にご丁寧に礼をそのままするのだから、子供の頭はどうなってしまっているんだろうなどとヒヤヒヤして見ていた。

そもそも首が座っていない赤ん坊を抱く時は、できれば子供が横向きに寝る形で抱っこするのが良い。どうしても縦に抱っこするなら、首を支える必要がある。

抱っこ紐でも横抱きができる形態の商品もあるはずだが、抱っこ紐を使って、首も支えずに縦に抱いているのだから危ないことこの上ない。

それの状態を見ても、若い母親は義父と談笑をしており、義母もなんにも言わない。当然、若い父親はそんなことも知らないのだろう。お前ら、大昔には赤ん坊を育てたのではないのか?と言いたくなる。

うちは双子だったので、妻一人に任せておくわけにはいかなかった。当時は育メンなどという言葉はなかったが、首の座ってない時代からかなり子どもと関わったので育児知識だけは妙にある。

首の座らない時期は短いものの、何もなければいいが、何かあると結構ヤバいことになりかねない。子育てを忘れてしまったジジババと、何の育児知識のない両親に育てられる子供に幸あらんことを祈るばかりだ。