ゴスロリと青年

東京駅で電車を待っている時に近くに若いカップルがいた。女性はまるでお人形さんのように可愛らしい。

身長が低く、髪は薄いピンクに染めて、白のゴスロリファッションに身を包む。彼氏は気弱で人の良さそうな感じの青年。

彼女は自分が小さくて可愛いことを自覚して強調する。自分の演出が得意で自信を越えて自負すら感じられる。

綺麗な女性で自分の見た目に自負のある女性に珍しいことではないが、結構なマイナスの波動を感じる。邪気とは悪い気ではなく、エネルギー不足により周囲の生気を吸い込む力のことだ。

自信はプラスのエネルギーであるが、自負はマイナスのエネルギーである。

気弱そうな彼はかなり気を吸い取られて、カラカラである。

ゴスロリファッションが悪いのではない。あくまで本人の問題である。

彼女はいわゆるエナジーヴァンパイアという奴だ。物語に出てくる化け物のヴァンパイアと同じで、血を吸われる側も望んでそうなっているケースもある。

このカップルはそんな風に感じる。昔のアッシー、メッシー、ミツグ君など好んで搾取される側である。

エナジーヴァンパイアはサイコパスに特徴は似ているし、サイコパスはエナジーヴァンパイアであるが、エナジーヴァンパイアの全てがサイコパスとは限らない。

恐れや劣等感、不足感によるエネルギー不足で無意識に周囲からエネルギーを奪い取るのがうまい。先天性のサイコパス 以外は自分と向き合うことで改善が可能だと私は思う。

ただ、エナジーヴァンパイアが自覚を持つことは少ない。無意識にやっているからだ。あるとすれば、何かを失った時に原因を自分に求める時にわかるかもしれない。しかし、若く未熟なうちは難しい。いや、若くなくても難しい。

一緒にいるだけで疲れてしまう相手はエナジーヴァンパイアの可能性がある。ただ、それすら感じなくなることがあるのでご用心。

サイコパスと同様にエナジーヴァンパイアは自分を魅力的に見せるのは得意なのである。

エナジーヴァンパイアへのベストな対策は距離を置くことであるが、距離を置けないケースもある。エナジーヴァンパイアとその獲物が相思相愛な場合、獲物の側が体を壊さない範囲で頑張るしかない。

幽霊と恋をする怪談があるが、あんな感じ。

彼らカップルのどちらも幸せでいられることを祈る。