仕事で来年には取り壊しが決まったビルで現地調査作業を行った際に起きたことである。なんとも不思議なことが起きた。何か原因があるのかもしれないのだが、さっぱりわからない。
①バーコードリーダーが障害物を通り抜けた?
マシンルームでシステムラックの上にハンディバーコードリーダーを置いた。ふと目を離すとガタっという音がして、システムラックの一番下に落ちていた。
ラックの上は天板があり、穴はない。システムラックの中には8台ぐらいの機器が入っている。
バーコードリーダーはラックの外側に落ちたのではなく、ラックの内側に収まっていた。
見た目は、穴のない天板とラックにマウントされている8台の機器を透過して落ちたように見える。普通に考えて、起きるはずのないことだ。
一緒にいた同僚は私よりも遠くにいたので、何もできない。
2人で首をひねっても、何が起きたのかさっぱりわからない。
②金属探知機付きゲートを通り過ぎる腕時計
マシンルームに一緒に入ったお客様が金属探知機付きゲートを通過した部屋の中で、自分が大きな金属製の腕時計を付けていることに気が付いた。そのため、工具入れの中に時計を入れてほしいという。
そこの金属探知機はタイピンや金属製のボールペンでもアラームが鳴る。腕時計などアラームが鳴らない訳はない。感度はやたら高くて、実際にそれで何度も警備員の確認を受ける羽目になったことがある。
なぜ、時計を腕にはめたままで、ゲートを通過できたのかわからない。いったい、何が起きたのだろう。
③邪気の強いサーバールーム
そのビルはとにかく古い。古ければいろいろとある。その部屋では首つりがあったという噂があるという話をお客様から聞いた。真偽はわからないという。
私はその部屋に2度ほど入った。それほど気にはならないが、邪気は強い。時間が短いので、リーディングする時間はなかったが、何かあったと言われればそうだろう。
その部屋には荷物の保管場所に使ったのだが、3日目からはお客様が保管を請け負ってくれたので私が入る必要はなくなった。
守護霊というものがいるのなら、私をそこからは遠ざけてくれたのだろうと思った。
古い建物にはいわく因縁があるのは当然である。不思議なことが起きることは過去にも経験がある。しかし、立て続けに妙なことが起きるととっても不思議だ。
実に面白い。