最後は運に任せる

大河ドラマ「麒麟がくる」の先週の再放送で、松永久秀が易を立てる(占いをする)シーンがあった。

久秀は光秀に「道を教える者をもたぬ者は闇を生きることになるぞ」と、心の支えをもつように助言する。

今の世でも、経営者や政治家のように自分で判断をしなくてはならない人は、占いを参考にする人は少なくない。

私が思うには、人は行動をしないと何も起きないのは確かだけど、最終的には運によることで事の明暗は決まると考えている。正直、行動をしたからといって思い通りになどならないし、なると思うのは思い上がりである。

ニュートン力学のように何をしたら、どんな結果になるかが決まるのではなく、見えない運気によって決まってくる。可能性の未来の存在は量子力学の説明の方が近いと思う。

比率としては、結果を決めるのはほぼ運であるとすら思う。こんなことを言うと現実社会では非難をされがちではあるが。

インシャアッラー、神の思し召しのままに、物事は起きて行く。

戦国武将は力技だけでは、勝ち抜き、生き残るのは難しく、縁起を味方につけ、運気を読まねば生き残れないと感じていても全く不思議ではない。彼らは命懸けであり、平和ボケした現代日本人とは違う。

松永久秀は主人を何回も乗り換えて、風を読み生き残った武将だった。

個人的な意見としては運を重要視することに強く賛同する。ドラマを見てそんな事を思った。