やりすぎ都市伝説 2020冬

人気テレビ番組のやりすぎ都市伝説を録画で観た。毎回、楽しみに見ている。

関暁夫の話はつい引き込まれてしまう。また、霊能芸人のシークエンスはやともが出ていたパートも興味深い。テレビでシークエンスはやともを観たのが初めてだった。

関暁夫に振る際にゲストの石原さとみが定番の「信じるか信じないかはあなた次第です」というセリフを言った時にドキッとした。

普段、聞き慣れているのだか、これは洗脳のキーワードなんだと思った。

大変なことになりますよという前提で、信じる信じないは「あなた」の選択、「あなた」の責任ですよと突き放す。

人間は自分によくわからないことで、責任を突きつけられると、自信など持てるものではない。そこで選択を迫られるとその場の整合が取れていれば、相手の言うことを信じてしまう。言ってしまえば、詐欺師の常套手段である。(笑)

もちろん、関暁夫が金品を巻き上げる訳ではないが、強い影響力を持ってきたのは確信犯的に言葉を使っているのだと思うわけだ。

普段は関暁夫がさりげなく織り込んでいた所を、石原さとみがその存在感で言うのだからドキッとしてしまった。

洗脳技術としては関暁夫が一枚上手だが、石原さとみの人気女優としての存在感は素晴らしい。

暴れる君がシークエンスはやともと共に事故物件に行ったり、事件現場のトンネルに行ったりした。番組だから仕方がないのだろう。

事故物件はその事故が原因であるか、結果であるかがわからない。自殺や突然死の霊がいるだけなら、浄霊すれば良いだけで済むが、その事故が原因でなく結果なケースもある。

興味深かったのは400万円の不動産物件が80万円になったりとかなりお安くなる。ちゃんと霊的ケアができる人や霊の影響を受けそうにない共感性のない人にはお得なお話である。

もっとも、しっかり浄霊して再販するとしても、噂がついてしまうと意味がないので、転売目的ではリスクがある。

ジャンクをリフレッシュして再販するビジネスと本当に良いものをより高く売るビジネスとどちらもあるが、経験的にはできれば後者が良いなと思う。

自分で使うにしても、買う前に元凶が何かをしっかり見分ける必要がある。

亡くなった方をお見送りするだけで済むなら買いだが、別の原因が隠れているなら手は出せない。

因縁が元々あってそれによって次々と事故が起こるようなケースは、その因縁を簡単にどうにかなるものとは限らない。むしろ、人が扱うには難しいケースが多かったりする。

君子危うきに近寄らずが良いと思う。

シークエンスはやもと親子はそんなことを重々承知されているとは思うが、お仕事なのでご苦労なことである。

今回も玉石混交の不思議なお話を楽しむことができました。