ご先祖について

気のリーディングやセルフカウンセリングなどで記憶を遡るワークをするとどうしても先祖の記憶のようなものの影響を受けていることを感じる。

霊能者は先祖の霊と会話をする人がいたり、守護霊と会話する人がいて、そのあたりを説明してくれるが、私は霊能はないのでその辺は疎い。

至って一般的な方法、つまり親、親戚への聞き取りと戸籍調査、さらには家紋や宗派などから先祖について類推できることはある。

私の父方の先祖は4代ぐらいしか遡れなかった。昭和になる前ぐらいから自転車屋をやっていたようだ。当時ではハイテク機器であっただろうことから、新しもの好きの家系である。戦前に祖父は羽振りがよかったようで、自宅にはライカのカメラ、8mmカメラ、大型バイク、扇風機などがあった写真が残っている。新しいもの好きだ。その傾向は父や私、弟にも見て取れる。

祖父は40ぐらいで死んでいるので父はその後に母子家庭で戦後を苦労することになった。祖父が長生きだったら父の人生はずいぶんと違ったかもしれない。

我が家の家紋は剣木瓜で剣があしらってある。うちの姓では一般的に藤紋が多いことから珍しい。元は下級武士であったのではと思う。宗派は浄土真宗であり、庶民である。父方の親戚は皆小市民的であり、父も不器用な人であり出世には縁がなかった。

母方の先祖については、祖父方の先祖は全く分からない。祖母方の家系は庄屋だったが曽祖父が早逝したので没落した。わかっているのは宗派が禅宗と家紋ぐらい。家紋はよく寺紋に使われる橘紋。

禅宗は古くから武士の宗派である。叔父たちも、従兄弟たちもかなり出世をしている。上級武士のリーダー的な家系であったかもしれない。家禄が多い上級武士と下級武士では全く違う。親戚筋で出世に縁がないのはうちの兄弟ぐらいである。

先祖の影響というのは、「そんなの関係ねー」と言いたい所ではあるが、歳を重ねると結構影響を受けてしまっていることがわかる。遺伝子的に記憶を受けている部分、さらには霊的な影響もある。それなりに厄介である。

記憶部分はUSPTやシーターヒーリングなどでカウンセリング的に手放すことは可能だし、霊的な部分は先祖供養や浄霊などで改善できることはある。

その時には自分自身がそれとどう向き合うかが求められる。