clubhouse感想

紹介制の音声SNSのclubhouseに参加して2週間以上が経過した。

参加して1週間の初心者にはクラッカーマークがアイコンに付くのだが、入った時はほとんどの人が初心者マークを付けていた。今は初心者マーク比率が少ない。

知人のアカウントを見ていると積極的に利用している人と参加はしてみたもののほとんど利用していない人に分かれているように見える。

先行者利益を求める人はいて、とにかくフォロワーを増やすために無言部屋を作って、話したこともない人と相互フォローをする人々が現れて話題にもなってる。

活発に活動をして多くのフォロワーを獲得している人もいる。また、聞き専としてラジオのように使ってている人もいそうだ。

テキストのやりとりは一切できないので、全て会話でのコミュニケーションに限られる。これは電話を普通に使ってきた世代には問題ないが若い世代にはハードルが高く感じる人もいるだろう。

とはいえ、社会では実際に話してコミュニケーションを取ることは重要なため、そんなトレーニングにも活用できるかもしれない。

最初は招待権が2つしかないが、活動していると増えるようだ。

私も増えたので、知人を招待しようと思ったのだが、これほど向き不向きのあるSNSも珍しいと思う。

先輩に招待を送ろうとした時に間違えて固定電話に送ろうとしてしまった。仕組みには招待電話番号の変更機能はなく、せっかくの招待権をひとつ無駄にしてしまった。

機能的にはまだ荒削りで、自分の電話番号や機種変更の際の移転機能もないようだ。

自分のビジネスや活動を持っている人はコンテンツを持っているので、話をするネタがある。そんな人はリスナーだけではなく、スピーカー、さらには自分で部屋を立ち上げてモデレーターとして活躍できる。

それは趣味や研究、社会貢献の活動でも良い。ただ、サラリーマンをやっているだけのビジネスマンでは秘密保持が叫ばれる昨今、公共の場所で話せることなどほとんどない。

リスナーだけでも使いようはあるが、聴いてるだけでは単なるネットラジオになってしまい、飽きる人も多いのだろう。

おしゃべり好きで社交性があり、さらには話をするネタがある人が比較的活発に活動している人には多い。

招待をする相手として声を掛けた相手の反応も様々である。話題にはなっているので、正直な興味を持つ人がいるが、招待制の仕組みに不公平さや不信感を抱く人もいる。オファーすると即答をしてくる人もいるが、片方で自分が何を話すのかと考えると躊躇する人もいる。

比較的社交的かつ、話ができる人を選んで声をかけてもこうなのだから、無選別に声を掛けるとさらに断ってくる人は多いだろう。

昔、よくホームパーティや異業種交流会に顔を出していた時に、友人を誘うとやはり同じ反応があった。常に新しい人と出会うような場で嬉々とする人とそうでない人に分かれる。

良い悪いではなく、たんなる違いであるが、人には向き不向きはあって当然だ。

招待をされた人がまたclubhouseで活躍すると招待した人に招待権が増えるなどアドバンテージがある。招待できる数は限られているので有効に利用してくれるような人に招待権を渡したいと思うのだが、簡単ではない。

招待された人がアカウント削除を受けるとその招待者も連座制で削除されるので、問題行動をするような人は招待できない。

実際にその仕組みがclubhouse内の秩序を守っているように見える。テキストのコミュニケーションがないのも炎上が少ないのに役だっているようだ。

ブロック機能があり、話したくない人とは出会わなくすることも可能である。

clubhouseはかなり向き不向きのあるSNSではある。しかし、効率よく様々な情報を持つ人とアクセスができる素晴らしいプラットフォームでもある。

自分が求める詳しい情報を持つ人にも出会えし、自分にとって全く未知の情報を持つ人にも出会うことができる。

運は必ず人との出会いがもたらすことになるので、上手に使えるとよいツールであるのは間違いはない。