有名人との距離感

朝の通勤時に人気芸人のカズレーザーさんを見た。単にすれ違っただけで会ったというほどのことではない。

東京に住んでいれば有名人に出くわさない訳ではないが、そんなにあることでもない。

有名人といえば、最近不思議に思うことがある。Facebookの「知り合いかも」にびっくりするような有名人が出てくる。有名人の紹介欄は別にあって、そちらではフォローはできても友達になるボタンは出てこない。

覚えているだけで、西郷輝彦、清水國明、松任谷正隆、作家が何人か、挙げ句の果ては今日は安倍晋三前首相が出てきた。

もちろん、友達になるボタンなど押せる勇気などあるわけもない。

昔の会社が人材輩出企業であったので、有名人になった知り合いがいないわけでもないが、ビジネスシーンの有名人であり、芸能人に知り合いなどいようはずもない。

Facebookもおかしくなったななどと思ったものだが、ふと考えるとclubhouseを使い出した時期と一致する。

clubhouseでは有名人が話しているのに出くわすことはそんなに珍しくはない。場合によっては、会話できるようなケースもある。テレビでしか見たことがない人がバーチャルではあっても会話できるというのは、YouTube以上の驚きがあった。YouTubeはテレビと同じで一方通行である。

今日カズレーザーを見かけて思ったのは、もしかして「有名人なんて会えるわけない」という心理ブロックがclubhouseのせいで外れたのではなかろうか。

この世界の制限は自分の記憶や思い込み、メンタルブロックによって出来ている節がある。有名人との距離感が意識の中で近くなれば、出会いやすくなっても不思議はない。

街で福山雅治にでも出会えれば、その仮説はますます強くなるだろう。(笑)

実に面白い。