ドラマ 警視庁ひきこもり係

Tverで見つけて観た2時間ドラマ。働き方改革で人手不足になった警察が新組織を作ったのが全員引きこもり経験者の係。

なんとも、不思議な設定であるが実に面白かった。一度ひきこもりになると簡単ではないのだが、ドラマではひきこもりでも活躍できる。

滝藤賢一演じる引谷は元公安で組織から命を狙われて死にかけたので、死んだことにして、家族からも隠れて生きている。生きていることがわかると家族にも危険が及ぶことから、外には出られない。

新配属のメンバーは力はあるものの、それぞれの事情からひきこもりになってしまって、社会復帰ができてなかった。

それでも、ハイテクを駆使して事件を解決していくことで、自信を取り戻していく。

それぞれが自分の運命を受け入れて、自分が今できる範囲のことをすることで、事件を解決していく。

挫折したからこそ、できることがある。それはその通りだ。人は経験しないと物事は実感できない。挫折した経験は大きな学びになる。

私自身も何年も廃人状態となり、引きこもり同然だった過去がある。

自分が置かれた状態になぜ自分が?と不満を持ち、そんな自分を否定し続けていた頃は全く未来に希望など見えなかった。

理想的なことでなくとも、今の自分のできる範囲のことだけをやって過ごして良いのだと思える様になって、やっと前に進めた気がした。

弱っている時には苦手なこと、苦になることは避けて、出来ること、やってもそんなに苦にならないことをすれば良い。

元々、他人がどう思うかを気にしすぎるから、ひきこもりになる。もう、他人がどう思おうが良いと思えば良い。

他人なんかクソ喰らえと思っても大丈夫。そんな繊細さんは気にしないと言っても、逆立ちしたって鈍感なジャイアンにはなれないのだ。たぶん、行きすぎることなどない。