満席と逆エンパス

土曜日の夜19時に大阪王将に入ると客は誰もいなかった。私は手近な4人席に1人で座った。そこで私は本を読み始めた。

この店には、4人席3つ、2人席1つ、カウンターが4席あったが、閑古鳥が鳴いていた。しかし、周囲の店も同じような状態であった。閉店まではあと1時間程度。

入店して15分は経っていない時に、餃子・チャーハンセットが出てきたので、顔を上げる。店に新しい客が入ってきて「いらっしゃいませ、おひとり様ですか、カウンターにどうぞ」と店員が誘導する。その時にはじめて、周囲にかなり客が入っていることに気づく。

あと、空いている席は4人席が1つとカウンターが1席飛びで埋まっているので、その間の席のみだ。

たった、15分で良く入ったものだと思うのと、自分が4人席に陣取ったのはまずかったのかと思った。しかし、私が入った時に店には一人の客もいなかったのだ。こんなことは予測はしない。

次に入ってきたのは3人連れの客で4人席に座った。歯抜けではあるものの、おおよそ満席に近い。いよいよ、一人で4人席に座ったのはしくじったと思った。

その後に入ってきた客は持ち帰りの餃子を注文をした。私はその頃には食事を終わらせていた。

逆エンパスが空いている店に入るとその後に店が混むというが、まさにその通りになった。しかし、空き席のことを考えながら食事などしたいものではない。

こんな時は、ガラガラの店でゆっくりと食事がしたいものである。