満席と逆エンパス 2

先日に引き続いて、また客が入っていない店で満席になった。逆エンパスは空いているお店に入ると混雑するという話を検証している。

定食屋に入ったのは平日の19時5分のことだ。客は一人もいない。この定食屋はほどほど人気ではあるのだが、雨が降る緊急事態宣言下の夜である。そりゃ、客足はなくても不思議ではない。

昨今、満席なのは規制を無視して酒を出している居酒屋ぐらいである。

4人席が4つの小さな店だが、コロナ禍もあって相席などはできないので、すぐに満席にはなる。10分後、やはり満席になった。食事を15分ぐらいで終えたが、その時には待ち行列に1人いる状態になっていた。

スーパーに買い物に行くために周囲を歩いたが、周囲の飲食店はガラガラである。

らあめんやまぐちという常に行列ができる店ですら、数人はいたがガラガラだった。世の中の食堂はガラガラなのだ。

これが逆エンパスの力なのか、それとも偶然か。たしかに、よくこんなことが起きる。

clubhouseで出会った逆エンパスの条件に当てはまる人は皆口をそろえて言う。「私がいると店が混むんです。」実に不思議である。

明治の世には仙台四郎という人物がいた。生き神、商売の神として写真を店に飾っている人は多い。仙台四郎は今で言う発達障害だったようだが、彼に食事を食べさせてあげるとその店に客が増えるということで、あちこちの店が彼に声をかけるようになった。やがて、当時の新聞に載って、彼の写真を店に置くようになったという。

仙台四郎はいわば「逆エンパスの巨人」であろう。

そうなると、逆エンパスの人を何人か集めて、お店に送って、その店が混むか否かの実験がしてみたい。

どこかのお店で、呼んでくれないだろうか。食事無料で。そこにclubhouseで集めた逆エンパス倶楽部の面々を投入してエビデンスをとってみたいものだ。(笑)