アニメ さんかく窓の外側は夜

霊能者が主人公のアニメ。BL漫画が原作だ。設定が面白い。

主人公は視えるだけで除霊のできない霊能者。相棒は除霊が得意だが、彼の除霊は気持ちが良いらしい。

BL漫画らしく、男同士で除霊をすると性的な?快感があるという。

こんな設定は聞いたことがなく新しい。が、実際の除霊、浄霊がそんなに気持ち良いものではない。むしろ、そうだったら楽しいのかもしれない。

霊がはっきり見えるという霊能者は昨今そんなに珍しくはない。ただ、除霊ができない人も多い。

私は昔から気がわかるなどと言っているので、「実は」とカミングアウトしてくる人が多いが、普段は絶対に人には言わないという人もいた。「嫁さんにも言ったことはないのだけど」とか。霊が見えるという人は私の感覚では数百人に一人ぐらいはいるのではないかと思う。気がわかるのは百人に数人ぐらいは普通にいる。そんなに珍しくもないのだ。ただ、隠しているだけだ。

1話で霊より人の方が怖いという言葉があるが、それは私もよく思う。しかし、「あの状況で、値切ってくる」というセリフは陳腐で残念だ。人間なんて普通にそんなものだ。

霊的な話で生きた人間の方が怖い話など、ほかにいくらでもあるだろう。作者は取材はしているのかもしれないが、本人はそんなに実際には知らないのだろう。そんなことを思った。

※このブログは1話の印象だが、この作品はこの後「呪(のろ)い」について扱うことになる。呪い、特に生きているものの呪いの恐ろしさを描いていく。しっかりとした取材をしたのだろう。