カムカムエヴリバディ

NHKの朝ドラ、カムカムエヴリバディの初代・安子の部が終わった。

伏線と事前情報から想像ができる範囲の中で不幸な方、不幸な方へ話が展開していった。そっちに行かないでと思う方だ。大人の事情として不幸なことがあってこそ、幸せが分かると言う展開はわからなくはないのだが。

幼い子供は親の状況や都合、想いはわからない。その勘違い、行き違いが不幸を生む。たぶん、先々は全て回収される伏線だろうとは思うが、見てるだけで辛くなる。

親は子供を思わない人はいない(凡そにおいては)、しかし不器用な関係においては想いは通じず、誤解が苦しみを生む。

私にも無意識にあった親との確執があったが、親が早逝してしまい、親の思いとの答えあわせはできず、想像するしかない。そこはトラウマの元凶の一つになっていた。

セルフカウンセリングで引っ張り出した解離にはそんなものが多かった。

2番目のヒロイン・るいはそんな自分と向き合う物語が展開するのだろう。

人生などと言うのは良いことばかりではなく、決して楽ではない。だから、せめてエンターテイメントではもっとハッピーなものを見たいと思う。