妙な夢をみた

夢を見ても朝に思い出そうとするそばから記憶が崩壊していくことが多く、私は夢を覚えていることが滅多にない。

今回は妙に細かい所まで覚えている夢を見た。

設定は人の運命の出会いを演出するチームに所属しており、クライアントの運命の人との出会いをお膳立てする出会わせ屋?みたいな話。

なんか沢山の人が大掛かりにその演習を作り出す。それでいて、公務員的な立場なのだ。設定は星新一のショートショートのようで現実離れしているが、所詮は夢である。

仲間が「これは運命の人ではないかもしれない」とサジを投げようとするが、「全てのルートを潰さないと運命の人か否かはわからない」「右葉曲折の末に開く運命もある、我々はそれを作り出しているのだ」「運命の人がどうかはやってみないとわからない」などと言っている。ちょっとした映画のようだ。

出会わせ屋はそのシチュエーションを作り出すが魔法や呪いで本人の気持ちを操作するようなことはしない。起きる事を成り行きに任せている。

このような映画を見た覚えはないが、前日にAmazonプライムで中山美穂の映画「サヨナライツカ」を観た。普段はあまり観ない恋愛映画である。諸行無常な運命に胸の痛くなるような内容であった。その影響かもしれない。

夢で語られる運命論には普段私が思っているような思想が色濃く出ていた。恋愛に限らず、物事はなるようになるし、なるようにしかならない。そのストーリーは神の采配により起きていて、右葉曲折の果ての出来事も本人の行動は必要だがそれが原因で起きている訳ではない。世界が創りだしている。それを組み立てて見ているのが自分である。

ただ、やるべきことは全て試す価値はあり、後の結果は運を天にまかすしかない。

こんなに細々としたことを覚えている夢は年に何度もないが、私にとって何の意味があるのかはさっぱりわからない。(笑)