初恋が発掘された?

たぶん見かけによらず、私は女性への苦手意識がある。普段、それが問題に見えないのはリクルートではかなり男女平等な環境だったことで、慣らされたせいもあろう。

苦手とか言ってられない環境だったため、そんな時はジェンダーを意識しないようにして振る舞うことを身につけた。が、そんな時は相手を女性とは見ておらず、単なる人間として認識しており、苦手意識の解消にはつながってない。

私が女性が苦手なのは姉妹がいないとか、育った環境によるのだろうと思っていた。

当然だが女の子の方が好きなのだけど、男友達と一緒にいる方が楽であるので、昔パーティフリークだった頃ももっぱら男友達が増えるだけだった。女の子が好きだけど苦手。ダブルバインドであり、ハリネズミのジレンマである。

女性への不器用さと苦手意識をテーマにUSPTで過去の記憶へアプローチした時に3〜4歳の時のかなり重い想いが出てきた。

心当たりはある。保育園に行っていた頃の事、自宅の隣の家に同い年の女の子がいた。私と彼女はとても仲が良かったらしい。保育園時代に彼女は引っ越しをして、私の前からいなくなった。隣にはお祖母さんが住んでいたが、その女の子にその後会った事はない。

大人の事情などわからない保育園生にとって、親の都合で引っ越しなど、天災と変わらない。なぜか急に仲の良い女の子がいなくなったわけだ。女の子と親しくなると悲しい思いをすると学習したのかもしれない。

親からその話は何度か聞いたのだが、私の記憶には全くなく、キレイさっぱり消えている。

USPTで呼び出してみるととても重い悲しみやつらさが出てきたので、黒歴史として心の奥に封印してしまっていたかもしれない。もっとも、保育園時代のことはそもそもほとんど覚えていないし、その頃の記憶などないのが普通だと思ってきた。

私も女の子に淡い恋心をもった経験は小学生、中学生の時代にもあったが、これが初恋という鮮烈な思いが全くない。大学で初めて彼女ができたので、とりあえず初恋と仮置きしてきた。実は私にはどれが初恋だったのかがわからない。

もしかすると忘れてしまった保育園時代の女の子への想いが初恋だったのかもしれない。それが改めて発掘されたのだろう。

両親が亡くなって久しい今となってはその子の名前すらわからない。子供の頃には名前を何度も聞いたのだが、まったく覚えてない。(笑)

私の女性への苦手意識はもしかしてこれがトラウマだったのかもしれない。そもそもモテない男にとって女の子と関わることが苦手なのは普通であるのだが。その解離を統合をしてみたので、もし女性への苦手意識が和らげば正解であろう。