金の切れ目が縁の切れ目

テレビ番組カズレーザーと学ぶ新知識!でお金と幸せについての授業をやっていた。

面白いと思ったのは、financeの語源がfinerで終わらせること。英語のfinishや仏語のfinとかと同じである。お金は人の縁を終わらせ、物々交換は人の縁をつなぐと説明があった。

物々交換は信用がないと成立しないし、信用を作っていく。お金はそのものに信用があるため、お互いの信用がなくとも、取り引きは成立するが互いの信用は深まる事はない。

金の切れ目が縁の切れ目とはよく言ったもので、お金でつながった関係には互いの信用は深まらず、お金がなくなると関係を維持していた信用がなくなるので、関係自体がなくなる。

私は息子たちにプレゼントをあげる時に何か物で買ってあげたいと思うのだが、お金であげることに抵抗がある。子供の側はある程度大きくなると自分が好きな時にモノが買えるお金で欲しいと言い出す。最終的には本人の望む方に合わせるのだから、どうもモヤモヤしていた。

しかし、原因はお金でつながった関係が偽物だとわかっていたからではないかと思った。モヤモヤの原因がわかったような気がした。

学生時代の友達は損得や利害関係がないので良いと思ったが、社会人となっては利害関係がない人と出会う機会は少なくなる。金が間に挟まると信用は深まりにくいのだろう。