高幡不動尊に行った。平安時代ぐらいからある由緒ある仏閣だ。
行楽日和ということでハイキング的な場所として行ったのだか、裏山に八十八ヶ所巡りがある。
日本人は昔からテーマパーク的なものを作るのが好きである。ミニチュアの四国八十八ヶ所や富士山、地獄めぐりなど。全国に多々ある。東京などミニチュア富士山があっちこっちにある。江戸時代は参拝、行脚などは旅が許されたもののハードルは高く、皆が行けたわけではない。そのため、手近にその代わりの施設を作ることは少なくなかった。
裏山の八十八ヶ所巡りは数十mごとに大師像を置いて、四国の一番札所からの対応が書いてあった。進んでいくと徳島から始まって、高知まで来たとかになる。近いと言っても八十八ヶ所もお参りするのは大変。四国で歩くと1ヶ月では回れないようで、とても大変である。
お土産屋の主人によれば最近は参拝者も少なく、八十八ヶ所巡りまで行く人はこの時期はまだ少ないらしい。紅葉の季節は賑わうが参拝に来るわけでもない。
実際、一つ一つお参りして行ったがほとんど人はおらず、最初近くにいたカップルは10番も行かない所でショートカットしていなくなった。60番ぐらいで抜いて行ったカップルは散歩に来たようでお参りはしてなかった。(笑)
私としては高幡不動尊は気の満ちたお寺で、さらに八十八ヶ所を巡っていくことで、自分に気が満ちるのを感じた。
特に途中から目の前の大師像を四国のそれに繋げて参拝をした所、非常にパワフルなパワースポットになった。これはこういう使い方をすると良いのだなと思った。
極論、四国の八十八ヶ所の写真を並べて、リモート参拝しても可能だなと身も蓋もないことを考えたが、実際に自然の中にいくのは良いので足腰を鍛える為行った方が吉であろう。