中居くん引退と既得権益の崩壊

中居正広が引退を発表した。世の中の矛先はフジテレビにも向かっている。これはまさにテレビ、もしくは既得権益の崩壊と言えるのではないか。

うちの奥様がSMAP、特に中居くんのファンだったことから、30年ほど前から仕方がなくジャニーズアイドルというモノに詳しくなった。しょっちゅうSMAPの話を聞かされ、耳タコだったが全く興味がなかったので、会話についていけるよういろいろと調べたモノだ。

その時点で、ジャニーズ喜多川の変態趣味は書籍などでも明らかになっており、本も読んで嫁にこれヤバい集団じゃね?とよく言ってたものだ。

嫁は田原俊彦のファンでもあったのだが、彼についてもジャニーさんの旦那さんと言われ、ブイブイ言ってた事などもネット上には情報は溢れていた。その後、田原はビッグ発言で干されたが、あれもゲイの痴話喧嘩のビッグ版だったのだと思う。

田原はその後テレビから離れて、ショーで活躍をしていく。バイだったのか、ノンケだったのかはわからないが、女性とも結婚している。ジャニー喜多川がなくなる少し前から控えめにテレビに出るようになり、ジャニーが死んだ今では今では普通に出ている。

30年前に私が少し調べて知れるような事をジャニー喜多川はテレビ局を押さえ込んで、事なきを得ていた。当時、マイケルジャクソンですら少年の性虐待で叩かれていたのにだ。

草彅くんやら、吾郎ちゃんなども、裸公園やら駐車違反から逃げようとして警官を挽いたとかやらかしたのを隠蔽までできずとも抑え込んだ。その他のジャニタレの醜聞など枚挙にいとまがない。そして、今は中居君である。報道が正しければ救いようも無い。

ジャニーズファンもいかがなものかとと思う。イケメンならなんでも許すのか?ということ。女性はイケメンならダメ男でも残ってほしいと思う。それはある種本能的なモノだ。うちの奥様も含めて、ジャニー喜多川の幼児性虐待の件は皆知っていたはず。それでもSMAPには残ってほしいと思い、まったく気に留めなかったようだ。(もちろん、ジャニタレはジャニー喜多川の被害者ではあるのだが、ジャニー喜多川が潰れるとジャニタレも消えるという心配から目を背ける)

この問題を知っていながら何もしなかった大人の一人である私もよろしくはない。出来ることもたいしては無いのだが。

世の中の善悪白黒ハッキリさせるという兆候はジャニー喜多川が死ぬ前からあったが、彼の死は芸能界の重しをかなり軽くした。中居が叩かれて引退するとか、10年前なら考えにくかった。吉本の松本についても、ダメなものはダメになったのは昭和ではありえなかった。

そして、今フジテレビにはCMが入ってなく、日本広告機構のCMばかりである。これの火消しで中居が引退宣言したのだろうが、テレビというスキームがもはや終焉を迎えているのかもしれない。

兵庫県知事でパワハラ問題で叩かれていた斉藤氏がSNSの力で当選した。聞き齧った情報では兵庫県は既得権を持つ代々の知事の勢力とそれを潰そうとすり斉藤氏の勢力の争いだったそうだ。パワハラの有無は確定してないものの、県民としては既得権益を持つ連中を潰すためならパワハラ疑惑は置いておいて、テレビではなくSNSを信じて斉藤を当選させた。

この時、既得権側についたテレビは草の根のSNSに勝てなかったのだ。

この手の話はとても増えており、今までは無くなるはずがないと思っていた既得権益をもつ連中が消えていくということがあるのかもしれない。それはそもそも社会基盤になっているようなもので、一時的には混乱を生み出す可能性がある。たとえば、政治、行政がらみとか、たとえば金融インフラだったり、たとえば・・・怖くなるのでやめよう。

明治維新はあらゆる既得権が一度ガラガラポンされた時代だった。昔、平成維新を掲げた人たちがいたが、令和の維新はマジものだってりして。

10年ぐらい前だったか、アラブの春という中東で次々にクーデターが起きて、国がひっくり返ったというのがあった。あれも当時Twitter、Facebookなどの普及によるものだった。今までは声にならない弱者の声が堂々と世の中に発信されるのがSNSで、今までには考えられないことが起きることがある。フジテレビがなくなるなど考えたこともないが、これからは非道をする大企業が潰れちゃう時代になるのかも。

スピリチャルな人は裏と表、二枚舌のある、権力権利に支配される今の世の中では生きづらい人が多い。不完全極まりないホモサピエンスては仕方がないと思ってきた。精神が進化して、愛と理と徳が通用する世界を創り出せる新人類に昇華することを祈りたい。

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