某地方自治体の首長がパワハラで訴えられてマスコミがフルボッコした。所が選挙をやったらSNSを使っての選挙戦で勝ってしまった。
このことは現場では何が起きていたのか非常に興味がある。
既得権益側についたテレビに、個々人の意見で構成されるSNSが勝ったとも言える。しかし、SNSの情報が本当かどうかなんてわからないものだ。そこは話半分で聞く必要がある。かたや、昨今のフジテレビの騒動でわかるのはマスコミの会社は全く公正ではないのもまた事実。何も信じるに値しない。理由はあるにせよ、大きな組織で隠蔽工作がなされるのを目の前で見たこともあるので、人間社会などそういうものであることに驚きはない。
パワハラについてはまだ結果が出ていない事が免罪符になって、テレビ側が責められていた。ただ、マスコミも政治家を扱う時にはある程度裏どりをするだろうから、パワハラの疑惑の確度はそれなりにあると私は思う。
ネットの情報はなんの精査もされていないので嘘八百の可能性もあるが、県民は多少精査もされているはずのテレビより、SNSを信じたかった。これは有権者一人一人の権益にも関わる問題で自分にとっての好ましい方、得な方を選んだのだと思われる。人は時に真実なんてどうでもよくて自分に都合の良い事実を組み上げたストーリーに飛びつくものだ。実際、事実も真実も部外者である一般人には何一つわからない。所詮は伝聞でしか知ることはできない。
ネットで私が知った話としては、首長のパワハラの事実は確認中であり、確定してはいなかった。それ以前の首長は代々既得権益を私物化しており、県の財政を圧迫しており、コロナ禍の時の県民へのサポートが他県に劣るものだった。知事に選ばれた副知事が次の知事になり、既得権益の私物化が代々連鎖していた。
問題の首長はこの既得権益を廃絶するために立ち上がった実はヒーローだった。というようストーリーである。
これは都市伝説とか陰謀論でよくある話だ。プーチンは実は巨悪と戦うヒーローでウクライナで戦うのは巨悪の西洋陣営と戦っている。トランプは実は古くからの裏の支配者と戦うヒーローだった。とかである。こんな話はよく聞く。
あるグループにとっては真実かもしれないし、妄想かもしれない。敵側から見れば味方のヒーローは巨悪でしかない。プーチンもトランプも安倍さんも自分勝手な我儘ジジイでしかないと私は思ったりするが、直接本人を知らないので私に分かるわけもない。
問題の首長について気になる記載があったので、私はこんな感じだったのではと思う。目的のためには周りが見えなくなって努力する、手段は選ばない。この人サイコパス指数の著しく高い人ではないかと。サイコパスは別に他人に迷惑をかけたいわけではなく、自分に正直すぎて、他人の迷惑、社会のルール、犯罪行為もお構いなしで、罪悪感など持たないで、自分の目的を遂行をする。
だから、何か難事業を成し遂げるヒーローになる事がある。困難なことを手段を選ばずに遂行できるのだ。100人に数人いると言うサイコパスの有効活用の一つだ。ただ、副作用としてパワハラを始め、周囲には迷惑を掛けることに躊躇はなく、犯罪行為を起こす可能性すら彼らには常にある。彼らには罪悪感などなく、やって良いこととやっていけないことの葛藤とか境界線というものがない。
彼を直接知るわけではないので想像に過ぎないが、情報を総合的に考えると問題の首長はサイコパス的な人で、県民の利得になる既得権益を貪る連中を一掃してくれるのでパワハラぐらいは目をつぶろうと選挙民は選んだ。と言うことかも。
真実なんて庶民には知らされないし、立場によって真実も正義も変わる。ただ、パワハラされた個人がほっとかれるのは気持ち悪い。
個人的にはサイコパスになんて関わるものではない、距離を取る方が良いと思うので、想像はこれぐらいにしておこう。