休日によく酒を酌み交わす友人が飲みに行こうと言ったので、平日ではあるが飲みに行った。哲学的なことも含めていろいろと話した。彼は外資系を渡り歩くプロジェクトマネージャーであるが、今は求職中である。前の会社に転職をした時に、受け持つはずのプロジェクトが立ち消えになった上に人間関係でうまく行かずに早々とレイオフになった。聞いた限りは全く不条理な話ではあるが、そんな連中と長く付き合うよりやめた方が良かったと私は思う。
仕事論をすると、彼は火消し役のPMをやってきたこともあり、なんとも昭和な剛腕な理論を展開をする。PMたるもの、一番最後まで残ってメンバーには目を光らせ、全責任を全うすべしという。ただ、今の悩みは自分が勉強をしたいことはあり、勉強をすると就職できないし、就職をすると勉強ができないという。仕事をする時はのめり込むのでやりたい勉強はできない。ちなみに彼が今研究したいテーマはAIとかビッグデータであり、至極真面目な話である。私は「じゃあ、したい勉強ができる職場で働けばいいじゃん」と言った。彼はそれを真っ向から否定する。今までの経験ではそんな都合のいいことはないと言い張るのだ。考えてみると今までは自分の観念の中にはそういう選択肢はなかったとも言う。考えてみなよと私は言う。
私だって、人生がそんなに思い通りになることばかりでないのは知っている。しかし、好ましい運命を引き付けられるのは自分の波動であり、波動を作るのは観念や思いである。
運命の切り替えのメカニズムは私は以下のように考えている。DVDが何枚か積んである。それぞれには同じようなストーリーだが、微妙に 違う ストーリーの映画が入っている。それが量子物理学でいう並行宇宙のようなものだと思っている。当然だが、エンディングは違ってくる。人生とは自分で起きることを選択できるのではなく、運命は決まっている。それはその並行宇宙の中では変わらない。しかし、自分の波動が変わると別のDVDに入っている並行宇宙にシフトをする。その瞬間に未来は差し変わる。波動の変化で、バッドエンドがハッピーエンドに変るのだ。未来のリーディングをすると今見ている未来がある時にころっと変わることがある。いつ変わるかわからないので、当たるも八卦当たらぬも八卦だ。それを私は自分の波動が変化することで、共鳴する並行宇宙が変化して並行宇宙の間をシフトをすると考えている。あくまで、私の経験論から来た推論に過ぎない。
だから、「好きな勉強をしながら働ける職場が欲しい」と望んでいいのだと思うことで観念は変わり、波動の変化は彼の未来を好ましいものに変える。私の論理はそんなところである。そんな口から出まかせのようなことが、考えずにすらすらと出てくる。自信を持って語っているがらエビデンスはない。(笑)
「なるほどね」という話になってお開きとし、会計を頼んだ。レジで見た金額は7777円だった。ラッキーセブンが4つも並ぶ。お店のお姉さんもとても珍しいと笑っていた。これはシンクロニシティである。宇宙で起きることが部分に気配として出るのを読み取るのが占いである。滅多にでないだろうラッキーナンバーは彼に良い出会いをもたらすことを予兆する。7777円のレシートはお守りがわりに彼に渡した。
誰がなんと言おうと私のインスピレーションがそう言っている。私は彼の都合の良い転職を信じている。彼の前途に幸あれ。