映画 赤々煉恋

もうすぐサービス終了になるGYAOでなんとなく観た映画である。土屋太鳳主演の作品だがタイトル自体も知らなかった。

主人公は自殺して幽霊として長い間さまよっている。この作品で特徴的なのは虫男という自殺などに誘う存在が出てくる。魔が刺すという奴の「魔」であろう。自殺に誘うのと、人殺しなど犯罪に誘うのがいる。

私も鬱病のせいでひどい希死念慮に苛まれていた時期がある。最近で言うパパゲーノという奴だ。とにかく死にたい、死ぬしかない、生きてる価値がないという衝動と延々と戦っていた。戦うというか、抗うというか。

その後、私はUSPTと出会いセルフカウンセリングを含め、20年苦しんだメンタルの悩みを3か月で克服することになった。

回復後に改めて当時のことを思い出そうとしても、特に希死念慮のひどい頃のことはあまり覚えてはいない。ただ、一つ言えるのは何故あんなに死にたかったのかが自分でも今は理解できないのだ。

それはまるで死神にでも憑依されていたかの如くである。魔が刺していたのだろう。そんな思いからするとこの映画の虫男というものはまんざら他人事でもない。

最近、家族が鬱の傾向があり、しかし私のおすすめするクリニックにはなかなか通院できないという方に、私が体験したUSPTのやり方とエッセンスについて教えることをした。その方は瞑想のような感性が高いこともあり、実習をやってわかりやすく過去との向き合いができた。

催眠術に比べるとはるかに簡単に内面と向き合うことができるのは流石であると改めて思った。よくなることを期待したい。

小栗先生のクリニックを沢山の方におすすめしているのだが、いろんな事情もありなかなか行ける人がいない。しかし、過去に行って良くなったという人が二人ほど連絡をくれた。最近は高校の友人の親戚が行ったと連絡がきた。

USPTでメンタルの闇から助かる人が増えることを祈りたい。