発達障害の可能性

お子さんが2歳になってかわいい盛りであることを喜んで話す友人の話を聞いていた時のこと。

彼はお子さんの変わった行動の特徴について述べていた。それについて、彼がどのように思っているのかはわからないが、私のつたない知識ではそれがことごとく発達遅滞、もしくは発達障害の特徴であった。

もちろんであるが、発達障害の判定は3歳以降に行うので、まだその段階にはいない。成長については個人差は大きいので、単純に遅滞しているだけのケースが少なくはない。そんなに簡単に判断できない。

親に不安を与えても仕方がないので、そのことは黙っていた。

私もヒーラーの端くれではあるので、何か役に立てる事があればしてあげたい。しかし、このような繊細な問題についてはこちらから踏み込むことは中々難しい。ヒーリングが役に立つケースもあれば役に立たないケースもある。また、ヒーリングを好まない人もいる。

発達障害と呼ばれるものはいろいろあって、遅れるが20歳以降になれば何の差異もない人もいれば、大人になっても残る人もいる。そして、それは意外と比率的には多いことが知られている。実はさほど珍しいものではない。大人になっても、ずっと気づかなかった人もいる。

以前に、私の40年来の友人がどうやらアスペルガーの傾向を持つことを、私も本人も長い間気づかず、最近になって気が付いた。そんな人は実は多いのだろう。

社会生活に支障をきたすようなものは障害と呼ばれるが、支障がでないなら障害ではない。ただ、障害とはいかなくとも生きづらさを与えるようなものもあり、それを抱える人は少なくはない。

今は昔に比べて、発達障害についての情報はずいぶんと多い。正しい知識を持てば、対処方法はあるケースもあり、社会生活はそれでやっていける。程度問題ではあるが、方法はいろいろとあるはずだ。

我が子が発達障害であると知ってパニックになる親御さんは少なくはない。親御さんは孤立せずに正しい知識とサポートを受けてほしいものだ。

今の社会は数十年前にくらべて、はるかに多様性に寛容になってきてはいる。そして情報量も格段に多い。

私が気に病むことではないし、はっきり言って大きなお世話である。それでも、もし友人の子が数年後にそのように診断をされるようなことがあるなら、何か力になれると良いとは思う。

もっと良いのは、それが単なる杞憂であることが好ましい。

皆が幸せでありますように。