クラブハウスでよくお会いする方で何ヶ月か前から臭いと味がしないという方がいて、ヒーリングを依頼を受けた。

特に高熱や呼吸困難にさらされたようなことはなく、過去にコロナウィルスに感染した症状はないという。ただ、嗅覚、味覚異常になるというのをコロナ以外であまり聞くことはないので、無症状のコロナ感染をして、後遺症のみが出た可能性は十分にある。

1回目は味覚は戻らず、臭いは微かにするようになったという。2回目は嗅覚はもっと戻ったし、味覚は甘みを少し感じたという。3回目でも完全には戻らないものの、感覚は増したようだ。

ここからわかるのは、感覚器官が壊れてしまってる訳ではなく、神経的もしくは受信側(脳の側)の機能的もしくは精神的な問題のように感じる。

これはコロナ患者の後遺症の多くが次第に戻ることが多いことからもわかる。その原因がどこにあるのかはわからなかった。

ヒーリングによる効果が充分ではないかもしれないが、感覚を戻す一助にはなることがわかる。

味覚嗅覚がないのは想像以上につらい。私も鼻の手術をした後はしばらく嗅覚がなく、味気ない食事がとてもつらかったことがある。

うろ覚えだが、一部の寄生虫やウイルスが宿主を操って一定の方向づけを与えることがあると言う。行動や好みが変わったりしてしまう。まるで憑依である。

嗅覚と味覚は腐ったものを食べたり、周囲の危険を察知するためのものでもある。そこに異常があると個体は身を危険にさらしていることになる。

そう考えるとコロナウイルスとはかなり悪質な置き土産をしていくウイルスである。