撮り溜めビデオから桑田佳祐の大衆音楽史を観た。ひとり紅白歌合戦を題材に桑田がトークをする。
ひとり紅白歌合戦は2回まではDVDを観たが、3回目はまだである。どんなジャンルも歌いこなすことがすごいなと思っていたが、このトークを聞くと元々そうだったわけでもないようだ。
桑田本人があまり触れてこなかったジャンルを歌って初めて良さを体感したと言っている。
グループサウンズ、四畳半フォーク、ユーミンなどは若い頃はあまり興味がなかったようだ。ユーミンと言えばサザンオールスターズとは世の中の人気を二分していたと言っても過言ではない。
名曲はを歌ってみると一度入ったら、出てこないぐらいにしっくりとしたと評している。
人生でも同じであるが、こんなことするものか、こんなことすべきじゃないと思っていたことでも、やってしまうとそこから離れられなくなるような事があるだろう。
もっとも、それを体験してしまうと後戻りができなくなってしまう可能性には若干恐いものがあるが。
人の意識や見識はどんどん拡大していく。以前ならわからなかったこと、興味が持てなかったことにすら、人の好奇心は手を広げていく。
それが楽しみでもあり、恐怖でもある。