一陽来復 2

冬至の日に一陽来復守りを買ってきて設置をしたのだが、いつも買う懐中守りを買い忘れたことに気づき、また水稲荷に行って買ってきた。

一つくださいと言うと100円ですと言う。他ではない安さである。なので家族分を買ってきた。

一陽来復守りも穴八幡では1000円に値上げをしたが、こちらは600円のままだ。大型は1000円だがこれは他にはないサイズである。

神主さんは穴八幡宮の親戚筋に当たると言う。お守りには2つの植物の実を使うが、敷地で採れるので、作れるだけしか作らないから安くて構わないとそうだ。

実に欲がない。私がこちらのお札の波動が好きなのはこういう所なのだろう。

早稲田の風物詩の穴八幡宮では、この季節には誘導警備する人、販売の巫女さん学生バイトなどかなり人手が必要で大変だそうだ。もっとも、それに輪をかけて儲かっているであろうが。

一陽来復守りは江戸時代にはすでにあったらしいが、奈良に原型があったようだ。奈良の一陽来復守りは形が違っていて、王冠のような形をしている。

穴八幡宮には昭和のバブルの時代には観光バスで人がやって来るぐらいの熱狂があったとか。それに比べると今は落ち着いている。

金銀融通という言葉は江戸の世から人の心をつかんで離さない。