記憶と現実が違う?

最近の出来事で記憶と現実が違うことに気づいたらことがある。記憶違いなのかもしれないがとても違和感がある。

実家の近所の祠を定期的にお詣りしようと思っている。実家に帰ったのは1年以上ぶりで、前回参ったのは4箇所あると記憶していた。

1箇所目は記憶と一致している。2箇所目は思っていた場所になく、少し離れた場所にあったが、記憶にあるのと同じ形状の祠があった。3箇所目は記憶と一致していた。

問題の4箇所目である。小学校時代の友人の家の近くにあったと記憶していた石造りの祠があったはずなのだが、それがない。どこを探してもない。記憶にははっきりとあるように感じるのだが、実家周辺の道や風景も子供の頃とはかなり変わってはいるので、よくわからない。

ただ、前回に実家に帰った際に参拝したはずなのだ。

前回と記憶と違うことはもう一つ。GoogleMAPで「祠」で検索すると実家周辺の祠が出てきたはずなのだが、今回は出てこない。ストリートビューで見ると、今回見つかった祠は写真にはある。当然、4箇所目の祠はない。

記憶違いか、マンデラ効果のようなパラレルシフトなのか。

実家の周辺や名古屋について滅多に帰らないので、その変貌には舌を巻く。私はどこの世界に来たのか?とよく思う。しかし、頭の中にあるものが無かったことになっているのは、その不安を加速する。

数日前にも現実と記憶の違いを感じた。かなり前に脊柱管狭窄症で困っているという上司に腕の良いカイロプラクティックの先生を紹介した。主治医からは手術しないと治らないと言われていた。当時、「おかげさまで良くなりました」と連絡をもらった。

久々会ったその上司にその後脊柱管狭窄症はどうですか?と聞いた。すると大丈夫ですと答えるがカイロプラクティックのことは記憶にないようだった。カイロには行ってないと。連絡したのは覚えているが、手術しないと治らないと言っていたはずの主治医の所で治ったと言っていた。

当時聞いた内容の記憶とまったく食い違う。これは私の記憶違いなのか?それとも別の世界にいるのだろうか?こんな違和感は最近よくある。

最近は何が起きても不思議ではないとは思っているが、記憶と現実の乖離がこう頻繁に起きると何を拠り所にしたらよいかわからなくなる。1本線の時間軸に生きているという安心感はもはやない。

これはしばらく会ってない人が以前に会った私の記憶の中の人と同じとは限らないという話になってしまう。もっとも、よく会う人との間でも起きるのだから困ったものだ。

今、私はいったいどこの世界にいるのだろうか。