脊柱管狭窄症

今の会社の40代の部長さんが脊柱管狭窄症という病気になって、歩くのも難しいと社長から聞いた。

安静にして治らなければ、手術しかないという。西洋医学のなんと役に立たないことか。

脊柱管狭窄症について詳しくはないが、お年寄りのイメージのある病気だ。その部長は大変若々しく見える。人は見かけによらないものである。

社長から何か良い方法はない?と聞かれた。ヒーリングも含めてのことを言っているのだが、ヒーリングなど使わなくとも、腕が良ければカイロプラクティックで十分治るはずと思った。

私は気功治療やレイキヒーリングもやるが、普通の人にそんなことを言ってもだいたいドン引きされるだけである。また、目に見える方法で見通しが立つなら、そちらの方が納得しやすい人が大多数だ。

30年前ぐらいから世話になっているカイロプラクティックの先生に電話で聞いてみた。彼は過去に私と私の周囲の人で医者がさじを投げた症状の原因を何度も突き止めた凄腕だ。今までに相談をして治らなかったものはない。私は医者に手に負えないものは彼に相談をすることにしている。

答えは期待通りのものだった。「施術に合わせて、自宅でトレーニングをしてもらうが、それを真面目にやれば治る公算は高い。」という。もちろん、個別の問題もあるので、実際は症状を確認しないうちはあくまで可能性だ。

以前に友人の奥さんが椎間板ヘルニアで手術するしかないと言われた時に、何度か通って手術は不要になったことがある。それに比べる治る可能性は高いように聞こえた。

それを部長にはメールしたが、本人がそこに行くかどうかはご縁の問題である。西洋医療しか信じない人もいる。そういう場合はご縁がない。それはそれで仕方がない。

世の中には治せない病気もあるが、西洋医学で治せなくとも別のやり方で治る場合もある。私は実際にそういうのを見てきた。ただ、本物と偽物の判別が難しいことも確かである。

カイロプラクティックは日本では免許も不要で開業ができる。玉石混交であるのは間違いない。専門学校を出ただけの素人もいれば、かなり難しい症状も1発で治す先生もいる。

特に医者は代替療法をまったく信じないものだ。しかし、私か思うに整形外科は複雑骨折や整形手術など手術が必要な時は大変有効だが、その他の局面では限定的だ。

彼らにはまだわからないことが多すぎる。もっとも私が整形外科のスーパードクターに会ったことがないだけかもしれない。

本物に出会えるかどうかも本人のご縁と運の問題かもしれない。