コロナ禍の海外渡航

海外からコロナ禍により一時帰国をしていた友人が会社の指示により赴任先に戻ると連絡があった。

まだ、入国制限をしているので特別枠なのだろう。増加中の日本とどちらが安全かは数字だけみるとわからないが、発展途上国の医療体制の脆弱さは日本とは比べ物にならない。

仕事とはいえ、大変なことである。

便利になった今と違い、わたしがイランに行った子供の頃、発展途上国の外地に行くのは最果てに行くのと変わらなかった。日本ではまず打たないような伝染病の予防接種など受けたのを覚えている。

今は進んで海外に移住する人もいるが、日本を支えるためにはどうしても海外赴任して、見知らぬ土地で苦労する人が必要となってきた。

日本人学校で友人たちのお父さん方のご苦労を耳にする機会は少なくなかったが、本当に危険でもあり、大変なのだ。そうやって国益を守ってくれる縁の下の力持ちがいてこそ、今の日本の生活がある。日本国内でのほほんとしている我々には想像がつかないようなこともある。

今コロナ禍の中で送別会も出来ずに外地に送り出すのは万歳三唱で送り出すような気分である。

天運が彼に味方しますように。