献血に行きました

テレビで献血が足りないと年末には聞いて、行ってみようかと思った。

ところが、調べてみると口内で出血があるとNGだと言う。私は歯肉炎があり、しょっちゅう出血はしていた。

そこで、歯間ブラシ、歯磨き、デンタルウォッシュなどのケアを三週間ほどして、歯磨きしても出血しなくなったのを確認して、献血に行った。

口腔内の出血により、口の雑菌が血液に混じるようでは、免疫的にも良いわけはなく、献血もできないのは情けなくもあった。

やっと献血ができるようになって新宿の献血ルームに行った。人は少なめでほとんど待たずに献血をした。

大昔にやったことはあるが、当時にも血を抜かれる恐怖があったが、今回もやはり全く慣れない。ビビりまくり。女性の方が出血に慣れているというが、私は血を見るのが苦手だと思い知らされる。

太い針を打つのは痛いし、血が抜かれてると思うと生きた心地はしない。死に向かっている気がしてしまう。10分ぐらいで抜けると言われたが、私は5分ぐらいで終わった。

若い頃に比べると体重も増えており、400ccの血量は実は大した事はないのかもしれない。40kgぐらいの女性などは400ccの負担は私の比ではないに違いない。

様々な問診を受けた。海外渡航歴、病歴、薬、予防接種、輸血歴など。南米への渡航歴があるとアウトなのだろうか。病歴によっても、血は使えない。

輸血に使えるというのは健康な証拠だが、歳を重ねると様々な理由からたとえ協力したくとも献血NGになるのだろう。

医療体制に負担が掛かっている中で、せめてできることとして、今回は献血をやってみた。だが、いつまでもできるとは限らない訳である。

献血が終わると30分ぐらいは休憩することが求められる。休憩室では飲み物は飲み放題、自由に食べて良いせんべい、クッキーなどお菓子が置いてあり、お礼品?としてパンとかお菓子をくれる。確かに血を400cc抜くのだから、水分補給、栄養補給はしないといけない。

周囲を見渡すと私より年配と思われる人は一人だけであとは20代、30代が多く、40代ぐらいまでの人が中心であった。

50代以上はそもそも献血できない人も増えてくるのかもしれない。ある意味、献血可能なことも健康な証拠である。

将来、自分や家族が輸血のお世話になることもあるかも知れないと思うと、たまには献血もした方が良い。

ただ、血を抜かれる恐怖にはなかなか慣れる気がしないのだが。本能的恐怖はなかなか厄介である。