人の役に立つ?

先般、ある気功師の先生からご相談を持ち込まれた。

私は拝み屋をやっている訳ではないので知り合い以外の相談にはのらないのだが、困っているようなのでリモートの面談で相談にのった。

ドクターショッピングではないが、いろんな霊能者、気功師、術者に連絡をとり、私の所に行き着いたという。

彼は15年ほど拝み屋として活躍していた気功師の先生なのだが、5年前にある心理療法のアチューンメントを受けてから体は寝たきりになり、気功を扱うことができなくなった。

相談の中で、これはどうですか?あれはどうですか?と対応について聞いていくと私の思いつくことは自分ですべて試したという。問題は気功を扱うことができなくなったことなので、それを復活させて欲しいというのが依頼。

アチューンメントは一歩間違うと呪詛になりかねないが、その呪詛の解除は簡単ではない。

また、私は他人の気功力を復活させるなどという魔法のようなことはできない。それでも気功とは情報の書き換えにポイントがあり、それに則った方法を試すということで長い時間をかけた相談は手を打った。

効果の程は想像がつかないが、その作法を行うととりあえず画面に映った彼の顔からは強い邪気は消えていった。

元々、拝み屋をするほどの術者である。気功力さえとりもどせば、あとは自分でなんとかするだろう。

それに微力ながらでも役に立つことができれば良い。

一週間ほどしたら、様子は知らせてくださいと言い、ダメなら別の方法を試すことを考えていた。

あれから二週間ほど経つが彼から連絡は来ない。リモートで観ると悪くはないように感じる。

だが、本当に人の役にたっているのだろうか。彼の気力はもどったのだろうか。見立ては比較的得意ではある。しかし、対策はやってみないとわからない。

今回のような難しい案件は特にそうだ。ぐーたら気功師でも人の役に立てていると良いのだけど。