ストレスを斬り、アレルギーとおさらば

花粉症などアレルギーはすべてストレスが原因で、そのストレスを斬れば花粉症とはおさらばできると言う人がいる。

clubhouseでよく見かける”花粉症侍”氏である。彼は、口にできていないストレス、飲み込んでしまったストレスを言葉にすることで、アレルギーや心身症、さらにはうつ病なども斬ることができるという。さしずめ、専門用語でいえば解離の統合である。

そのやり方は至極簡単であり、花粉症であればその発症時期前後にどのようなストレスがあったのかを思い出して、その際に口に出せなかったストレス、思いを言葉に出すことで、その場で症状がなくなるという。

私も最初は懐疑的であり、その現場を見るために何度かそのルームに通った。ところがこの時期は花粉症の症状がある人などいない。アレルギーの人の相談もなかなか見学することがなかった。そのため、その信憑性については判断できずにいた。

私のルームに来ていた人が何カ月も原因不明の発熱があり、その理由がわからず困っていた。今の時期は微熱でもあれば、コロナを疑われて出勤ができないので、長期の発熱のせいで職も失ってしまい、著しく深刻な状況だった。ヒーリングをしてもターゲットがわからないので、思うような効果がでなかった。その際に、花粉症侍の部屋に行くことを勧めて、そこで1回のカウンセリングを受けた。

長い間、37.0-38.0度を行ったり来たりをしていたのだが、その夜には36.5度に下がった。それ以降も特に発熱することはなく今に至る。その場を見学したのだが、やったのは職場でのストレスを正直に口に出しただけである。

これは驚くべきことである。花粉症侍のプロフィールには今まで改善した人たちのハンドル名が撃墜マークのように記載されており、その数は150を超える。clubhouse外では300に上ると豪語する。その効果は私としては納得せざるを得ない。

もちろん、万人に効くわけではないだろうし、ドンピシャの言葉を見つけ出せないと症状はなくならない。ただ、花粉症だけでなく、食物アレルギー、心身症、うつなどの精神疾患の人でも改善をした人がいる。

この方法のすごいのは、特殊なテクニックは全く不要で、ただその言葉を口にするだけで良い。言葉さえ見つければ時間もかからない。従来のヒプノセラピーによる退行催眠治療は時間も金もかかる。

この方法の難点は、自分が見当がつかない記憶へのリーチはしにくい。その場合は、USPTやヒプノセラピーの方が良いだろう。潜在意識に隠れている、場合によってはバーストラウマや前世の記憶などはこの方法ではやりにくい。とはいえ、大人になってからの記憶のある時代のストレスにおいては、一番簡単な対処策といえよう。

USPTなどと同様に解離を統合する方法のひとつであるが、そのバリエーションは多い方がいい。実に勉強になった。

改めて言霊の力の恐ろしさを実感した次第である。

お侍さん、天晴である。