レンタル臨死体験を語る人

臨死体験について語ってくれたのは、ツイッターで「レンタル臨死体験を語る人」を名乗る森さんという方。

心を病んで自殺を決行してしまい、生死をさまようこと1週間。その間、病院の中をうろついていた一時的な幽霊になったような感じである。病室に浮いているだけでなく、廊下や階段をうろついていたそうだ。その間の記憶もある。やはり、最初は病室で浮いているらしい。

面白いのは病院からは出られず、テンポラリーな地縛霊のようになっていたそうだ。そのまま死んでしまうともしかすると本物の地縛霊になるのかもしれないと聞いていて思った。

以前、私の義兄が脳幹出血で1ヵ月昏睡状態にあった時、天井に強い光のような気配が留まっていた。あれは、お迎えが来ていたのかと思っていたが、幽体離脱していた義兄であったかもしれない。私は霊能者ではないので、気は感じるが視えない。

私自身、うつ病で廃人状態であった頃、毎日死にたいと思っていた。家族のトラウマになってはいけないという一念で自殺を実行することはなかった。

その時の心情については、森さんとは非常に共感をした。よく似ているのだ。自分が嫌いで他人が嫌いで、世界など滅んでしまえば良いと思っていた。自分など生きている価値などない、死ぬしかないと考えた。今から思い返しても自分でもなぜそんな風に思うのか本人ですらわからないが、そのような思いがどこからともなくやってくる。

彼は臨死体験をしてからは、死にたいとは思わなくなったそうだ。彼は今チャレンジャブルに生きている。