アニメ チェンソーマン

少年ジャンプ掲載のマンガのアニメ化。少年誌でこんなの大丈夫?というぐらい血が飛び散る作品。

悪魔と契約して悪魔と戦うデビルハンターのお話だが、メインキャラかと思う人がいとも容易く死んでいく。作者の思考も従来とは違うのかもなどと思う。

作中では悪魔と契約というのは眷属と契約するのに似て代償が必要である。その他、デフォルメしてるがこういう事なんだろうななどと思う事がちらほら。

日本人は戦後教育により、見えない世界を信じなくなったと言われるが、その反動でゲゲゲの鬼太郎、デビルマン、どろろん閻魔くん、妖怪ウォッチ、怪談レストランなどエンターテイメントでは妖怪、悪魔などのお話は好まれてきた。

近年は鬼滅の刃や呪術回戦など。ドラゴンボールは仙道、鬼滅は気功の呼吸法、呪術回戦はそのもの呪術を詳しく描いており、心得のある者ならそれをお手本にして呪術のバリエーションを広げるのではないか?などと妄想してしまう。

マキマさんが刑務所から終身刑以上の罪人を並べて依代にして、遠くの敵を殺させていく所など、依代と供物を兼用にしており、作法としてはなるほどなと感心してしまった。もちろん、そんな術を使いたいとも思わないが。

昔に比べると今いる世界はとても魔法的な世界になっているような気がする。昔はそんなことできたっけ?というような術を使う人もよく見るし、自分自身が行うことの効果に驚くことがある。

私が知らなかっただけなのか、世界が変わったのか、世界を移ったのかもわからないが。

マンガやアニメを見て、呪術を学ぶような人が増えるとしたら、争いではなく、建設的な呪術を描いてほしいものだが。それだとエンターテイメントとしては刺激がないのだろうね。