応援の効用

朝ドラでエールという番組がやっている。数多くの応援歌を作った古関裕而をモデルにしたドラマで、毎朝楽しく見させてもらっている。

早稲田応援団の応援歌のエピソードを見て、応援の効用を以前に考えたことを思い出した。

息子たちが小学校、中学校の運動会で応援団長をしたり、部活での応援した時に観察をした。

応援というのは頑張れ!という応援の気を声援に乗せて、選手に送り込んでいるんだと実感した。声援は気エネルギーを選手に送るのだ。

それは気持ち的なものでなく、実際に物理的にエネルギーを送っている。

アスリートの人は実感をするのではないかと思うのだが、声援というのは確かに選手に元気を与えてくれる。

昔、私自身は中学の部活の時に試合に出てない時は声を出せなどと言われて、見えるものしか信じなかった私は「バカなことを言ってるんじゃないよ」と思っていた。

しかし、気の流れを感じるようになった今の私からすれば、子供の時の私は間違っていた。

その点、うちの子供たちは自分がプレイしない時にはしっかりと声をだして、気合を送りこんでいた。なんとエライことかなどと感心したものだ。(笑)

自粛のためにアマゾンプライムで映画など見る。「徹底解明、新・超常現象の世界」というドキュメンタリーを観たところ、それを裏付ける実験が紹介されていた。

超人的な力を出すというテーマでの実験で、通常の力を倍化させる方法の1つで声援というものがあった。通常状態で背筋を測定するのと、声援を送っての測定では30%ほどの力は増えていた。

その他に催眠術を受ける、アドレナリンを出すような音を聞くなどがあった。測定結果としてはどれも力が増えていた。

人間は危機に直面をすると火事場の馬鹿力を出せるわけだが、応援はそれと同じような効果があるわけである。

いつも他人を応援をしている人というイメージのある松岡修造さんというのは実際にいかに多くの人のエネルギーを送っているのかと改めて考えさせられる。

人を応援する、声援をすることにより、人に力を与えることができると知ることは実に大切なことである。