肥田式強健術

やらないといけないと思いつつ、まったくできてないことに運動がある。

健康オタクであったので若い頃にいろいろとやったが、20代の一時期に肥田式強健術のビデオを見て毎日やっていた時期がある。明治の時代に肥田春充という人物が編み出した肉体的超人になるための修練法である。

実際に私が肥田式強健術をやっていた時に、元々は握力が30kg程度しかなかったのに身体測定の際に75kgぐらいあったのにびっくりしたのを覚えている。1日に10分程度でできる運動ではあるが、それが面倒になってしまい、ずっとやらねばと思いつつできていない。

私は基本ホワイトカラーで普段はパソコンより重いものはもたないので、息子からも筋肉がないと笑われている。

今担当している案件で作業を手慣れた作業会社に委託できると思っていたのだが、直轄統制で作業を実施することになって、1週間ほど作業現場で現場監督的なことをやった。

作業服を着てまともな工事に立ち会うのは初めてである。今まではすべてリモートでしか統制をしていない。

現場では基本は指示出しなのだけど、機材などを持つこともあるし、重いラックを動かす際に手伝ったりする。その際に、ぎっくり腰にならないかが気が気でない。普段の運動不足を思い知ることになった。

そもそも運動しないとあかんなーとは思っていたのだが、こんなことではマジやばい。そこで思い出したのは肥田式強健術。ビデオを探し出してやってみようかと思う。

肥田春充は元々体が弱い子供であったが、それを克服するためにこの修練を編み出し、写真を検索をするとムキムキな体を手に入れたのがわかる。彼の脚は床板は平気で踏み抜くほどの力があったという。

別に切り株や床板は踏み抜く必要はないのだが、せめて重い機材を持つだけでぎっくり腰にならないようにはしないといけない。(笑)