ツインレイ

ツインレイとの出会いを経験したという友人からその経験を聞いたことがある。

彼の出会いと別れが大変内面を変えたこと、そこからの人生が大きく変わっていったことはわかった。ただ、恋の病に落ちて夢中になった男との見分けが私にはつかなかった。ソウルメイトやツインソウルという概念は知っていたが、ツインレイについては新しいのか私は馴染みがなかった。

たまたま、youtubeで「オーラのひとりごと」というチャンネルを見つけて、勉強したのだが、彼の経験について少し理解できた気がする。

ドラマで言えば、「ラジエーションハウス」はまさにツインレイの話だと言えよう。主人公は幼馴染の夢を支えるため、放射線技師になろうとして彼女より優れた放射線医師になる。しかし、放射線医師の彼女を支える為、放射線技師として働く。彼女は過去の不幸な事故を忘れることで幼馴染の彼も忘れてしまっている。自分を思い出させることが彼女を不幸にすると考えて、側で名乗らずに彼女を支えようとする。

ツインレイとは唯一無二の魂の双子であり、たとえ結ばれることがなくとも相手の幸せを祈り続ける人である。

冒頭の友人はアカシックレコードをリーディングすることにより自分と相手がツインレイパートナーであることを自覚したと言った。彼はゲリーボーネルに学んだ。そんな方法でもないと相手がツインレイかどうかの判定はできにくい。私はアカシックにはアクセスできない。

そもそも、ツインレイはソウルメイトとは違い、誰にでもあるものではなさそうだ。魂の統合を目指すツインレイは輪廻からの解脱前の古い魂にしかないようである。だから例えば私にツインレイの相方がいるとは限らない。

私には埋められない永遠の孤独の檻が人生のテーマの一つになっているのは自覚がある。ツインレイは一つの魂から二つに別れてそれを転生を重ねて探し続けるというテーマをもつ。たまに埋められない孤独を持つ人と会うがもしかするとそんな人はツインレイの片割れではないかと思う。そういう意味では私がツインレイの片割れである可能性はある。

ツインレイというのはどうやら厄介な出会いのようで、赤い糸のように結ばれる運命の相手ではない。むしろ、結ばれにくい運命を持つ場合もあるようだ。それが霊的成長を推し進める無条件の愛を学ぶキッカケとなるような出会いである。その分、苦しむこともある。

ツインレイ男性は自分のパートナーであるツインレイ女性と会うと魂から湧き出す愛おしさに突き動かされる。何の障害もなければアタックするのみだが、往々にして障害や壁のある状態で出会うことも多く、もがき苦しむことも多々ある。それは彼の霊性を上げるきっかけになる。

ツインレイ女性は大変魅力的でエネルギーに満ちており、片割れのツインレイ男性だけでなく、一般の男性やエネルギーバンパイアも癒しを求めて寄ってきたりするという。ツインレイ女性は相方のツインレイ男性と出会いことで、自立した愛に目覚め、パートナーを見える形、見えない形で支える。

ツインレイがパートナーに出会うと、訳もわからずそれまで感じたことのない安らぎと愛を感じるという。それは大変な幸せであろう。しかし、それだけで終わらないのがツインレイの出会いである。

ツインレイのパートナー同士で出会うことは稀であるが出会ったとしても、魂がつながった後にもいくつもの試練がやってくる。もっとも、わかりやすいのはサイレント期間と呼ばれる別れの期間がある。

サイレント期間は魂の統合の前に、執着などを手放して、無条件の愛を学ぶ期間だという。

ツインレイの目的ははこの世の男女として結ばれるのではなく、魂としての統合、無条件の愛の体得にあるので、遠く離れていても常に自分にはツインレイパートナーが共にいるような境地に至るという。

ツインレイは赤い糸同様にロマンチックな恋の伝説のように思っていたが、どうやらそんな生やさしいものではなさそうだ。