地方から霊能者の友人が来て、心霊スポット巡りをしたいと言った。番外編として、サンシャインシティに行った。

池袋のサンシャイン６０は昔の日本で一番高いビルだった。個人的には近所までたまに行くが、サンシャインシティは好んではいかない。こちらは昔は巣鴨プリズンという戦犯の牢獄であった。現在の公園部分は刑場だったらしい。心霊スポットとして有名である。

普段、サンシャインシティに行っても、あえて妖怪アンテナはスイッチを切っていく訳だが、心霊スポット巡りとしては、そうはいかない。

実際に行ってみると敷地全体で気はよろしくはない。見事な忌み地だ。

以前から衛星写真で見てみると、サンシャイン６０の公園側の一角に何か強い邪気を感じていた。そこに実際行ってみると、さざれ石とその石碑があった。なぜ、衛星写真から見てもわかるような派手に邪気を放っているのか考えてみた。

さざれ石というのはもともとはパワーストーンである。このエリアの浄化のためにさざれ石を置いたのかもしれない。パワーストーンというのは邪気を吸ってくれるのだが、邪気を抜かないと邪気で満杯となってしまう。本来はさざれ石のメンテナンスが必要なのだろうが、放置されているのでこの状態なのではと思う。

実際に現地に行くと公園部分はやはり嫌な波動が満ちている。同伴の霊能者としても、全体が心霊スポット認定でいいと言っていた。場所の歴史から見て、亡くなった人たちの思い残しが山積なのは仕方がないことである。

上京していた友人は、東京の心霊スポットを満喫して、この日車で帰っていった。

私は視える訳ではないので波動を感じるだけである。視える人と一緒に行くと心霊スポットでも新しい発見はある。しかし、次はやはりパワースポット巡りがいい。心霊スポット巡りは気分は良くなくて、こりごりである。