属国となった日本が描かれるアニメ

アニメのコードギアス 反逆のルルーシュを久々に見た。シーズン1しか見たことがないので改めて続編とともに見ようと思う。

コードギアスシリーズは2007年から作品である。最新作は2019年に復活のルルーシュがある。

作中では2017年にアメリカ大陸にあるブリタニア帝国から侵略を受けた日本は名を奪われてエリア11とされ、日本人はイレブンと蔑まれている。日本人が意味もなく、虫ケラのように虐殺される様が描かれている。

現在は2017年を過ぎて2022年であるが、実際の日本も独裁者の帝国とも呼べる隣国からいつ侵略を受けても不思議ではないこととなっている。明日は我が身である。

チベットやモンゴルなど他民族への扱いを見れば、コードギアスの中でブリタニアが日本人にしていることとなんら変わらない。明日の日本が他国の属国として憂き目にあう可能性は否定できない。

しかし、そのような非道をする人間を武力で制圧するだけでは人は進化はしない。それは次の争いの火種になるだけである。

20世紀は戦争の時代であったと言える。21世紀になって人の覚醒は遅々としていても、私は進んでいると信じたい。少なくとも中世から現代の中で一番多様性を受け入れて、人の共感性が高まっている時代である。いつまでも愚かしい事を続けることに終止符を打ちたいものだ。

この作品は非常にシリアスな設定の中で、コミカルさのある学園ロボットアニメとして話は進んでいく。それを見ていて、プーチン、習近平、金一族、トランプなど自分の覇権のことのみを考える前時代的な専制者には消えていってほしいものだとしみじみと思う。